引っ越し転出届の手続き・流れを解説|転入届・転居届との違いも確認

- 別の市区町村へ引っ越すなら、旧住所で転出届・新住所で転入届の2つが必要。
- 同じ市区町村内の引っ越しなら、転居届1つだけで完結する。
- 転出届は引っ越し前または引っ越し後14日以内が届出の目安(福岡市の例)。
- 2023年2月6日から、全国でマイナポータル経由のオンライン転出届が可能になった。
- 転出届の手続き自体に手数料はかからない。
引っ越し 転出届 手続き 流れの結論

転出届の流れは「旧住所の役所に届け出る→転出証明書を受け取る→引っ越し先で転入届を出す」の3ステップです。
所要時間は窓口なら待ち時間を含めて30分〜1時間ほど。難易度は低めです。
用意するのは、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)。これさえあれば窓口で書類を書いて終わります。
引越し時に必要な転出届・転入届・転居届は何が違う?
3つの違いは「市区町村をまたぐかどうか」で決まります。

別の市区町村に移るなら転出届と転入届の両方。同じ市区町村の中での引っ越しなら転居届だけ。ここを取り違えると、役所で二度手間になります。
| 届出 | どんな引っ越し | どこに出す |
|---|---|---|
| 転出届 | 別の市区町村へ出ていくとき | 今住んでいる(旧住所の)市区町村 |
| 転入届 | 別の市区町村から入ってきたとき | 引っ越し先(新住所の)市区町村 |
| 転居届 | 同じ市区町村内で引っ越すとき | その市区町村(旧=新) |
私が県外へ引っ越したときは転出→転入の2回、市内で部屋を変えたときは転居届1回で済みました。回数が違うので、最初に自分がどっちか確認しておくと楽です。
異なる市区町村へ引越し|転出届・転入届が必要
別の市区町村へ引っ越す場合は、旧住所地で転出届、新住所地で転入届の2つが必要です。
転出届は旧住所の市区町村、転入届は新住所の市区町村で行います。これは住民基本台帳法に基づく届出です。
順番が大事で、原則は「先に旧住所で転出届→引っ越し→新住所で転入届」。転出届を出すと、転入届に使う情報(転出証明書)が用意されます。
同じ市区町村で引越し|転居届のみ必要(転出届・転入届は不要)

同じ市区町村内での引っ越しは、転居届1つだけで完結します。転出届も転入届も要りません。
同一市区町村内の引っ越しでは、転居届で手続きするのが一般的です。
住所が同じ市の中で変わるだけなので、出ていく・入ってくるという扱いにならない。だから届出は1回で済みます。
転出届・転入届・転居届の提出期限と手続き方法
提出期限の目安は「引っ越し前、または引っ越し後14日以内」です。

福岡市の案内では、転出届は住み始めた日から14日以内でも届出対象としています。引っ越し前に出すのが一番スムーズです。
| 届出 | 期限の目安 | 提出先 |
|---|---|---|
| 転出届 | 引っ越し前〜引っ越し後14日以内 | 旧住所の市区町村 |
| 転入届 | 新住所に住み始めてから14日以内 | 新住所の市区町村 |
| 転居届 | 引っ越し後14日以内 | その市区町村 |
窓口の受付時間は自治体ごとに違います。福岡市の例では平日8時45分〜17時15分。土日に動けない人は、後述のオンラインや郵送も検討してください。
転出届の手続き方法
転出届は、旧住所の市区町村の窓口に本人確認書類を持って行き、用紙を書いて提出すれば完了します。
窓口での転出届では、本人確認書類や必要書類の提出が求められます。
手順はこうです。
- 旧住所の市区町村役場の窓口へ行く(運転免許証やマイナンバーカードなど本人確認書類を持参)。
- 窓口で転出届の用紙に新住所・引っ越し日などを記入する。
- 提出して、転出証明書を受け取る。これで転出届は完了。
- 受け取った転出証明書を、引っ越し先の転入届に使う。
ここまでで転出証明書が手元にあれば正しく進んでいます。窓口なら即日その場でもらえるのが大きい。
うまくいかないときは、受付時間外で閉まっているケースが多いです。平日昼間に動けないなら、窓口に固執せず郵送かオンラインに切り替えてください。
転入届の手続き方法

転入届は、新住所に住み始めてから14日以内に、引っ越し先の市区町村窓口で転出証明書を提出して行います。
転入届は転出届とセットです。転出届で受け取った転出証明書がここで必要になります。
- 新住所の市区町村役場へ行く(転出証明書と本人確認書類を持参)。
- 転入届の用紙に記入する。
- 転出証明書を一緒に提出する。
- 新しい住所の住民票が作られて完了。
住民票が新住所で取れる状態になっていれば成功です。マイナンバーカードの住所変更も、この転入届のタイミングで一緒にやると二度手間が減ります。
転居届の手続き方法
転居届は、同じ市区町村内で引っ越した後14日以内に、その市区町村窓口で出します。

転出届・転入届のような2回の往復は不要です。1つの役所で1回完結します。
- 住んでいる市区町村役場へ行く(本人確認書類を持参)。
- 転居届の用紙に新しい住所を記入する。
- 提出して完了。住民票の住所が新住所に更新される。
正直、市内引っ越しはこれが一番ラクです。私が市内で部屋を変えたときは、待ち時間込みで20分ほどで終わりました。
マイナンバーカードがあれば転出元の市区町村への来庁が原則不要に!
マイナンバーカードがあれば、2023年2月6日から全国どこでもマイナポータル経由のオンライン転出届が可能です。
仕組みは、マイナンバーカードで電子署名して、転出届と来庁予定を送信するというもの。これで転出元の役所へ行く手間が原則なくなります。
平日に旧住所の役所まで戻れない遠方への引っ越しでは、これが一番効きます。県外へ移るなら、まずオンラインを検討する価値あり。
郵送や代理人による各手続き方法や必要なもの

窓口に行けない場合は、郵送または代理人による届出が使えます。
代理人による届出が可能な場合があり、自治体や手続きの種類によって委任状が必要です。同一世帯の家族なら、本人以外でも手続きできる場合があります。
| 方法 | 主な必要なもの | 注意点 |
|---|---|---|
| 郵送 | 返信用封筒・切手・本人確認書類の写し | 到着まで1週間〜10日程度かかることがある |
| 代理人 | 委任状・代理人の本人確認書類 | 自治体や手続きの種類で要否が異なる |
| 同一世帯の家族 | 家族の本人確認書類 | 委任状が不要な場合がある |
郵送はラクに見えて、転出証明書が届くまで時間がかかるのが弱点。引っ越し先での転入届に間に合わせたいなら、早めに動くか、私はオンラインをすすめます。
■転出届を郵送する方法(マイナンバーカードまたは住基カードがない人)
マイナンバーカードがない人は、郵送で転出届を出せる自治体があり、返信用封筒・切手・本人確認書類の写しを同封します。

- 旧住所の市区町村のサイトから転出届の郵送用様式を入手する。
- 必要事項を記入する。
- 本人確認書類の写し・返信用封筒・切手を同封して郵送する。
- 折り返し、転出証明書が郵送で届く。
郵送提出の場合、役所で即日交付される転出証明書に比べ、到着まで1週間〜10日程度かかることがあります。
前述の福岡市の案内のように、自治体ごとに受付時間も様式も違います。「他の市と同じだろう」と思い込まず、自分の旧住所の役所ページを開くのが確実です。
よくある質問
転出届まわりで読者がよく一緒に調べる疑問に、出典付きで短く答えます。
よくある質問
最後に一言。私が4回の引っ越しで痛感したのは「先に旧住所で転出届を済ませておく」だけで当日のバタつきが激減するということ。引っ越し日が決まったら、まず旧住所の役所サイトを開いてください。
